万年筆

パイロット Elite(エリート)のレビュー

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パイロット Elite(エリート)について

ぼくが中学校に進学する時、両親に連れられて近所の文具店へ。
そこで初めて買ってもらった万年筆です。

購入動機

携帯に便利なショートタイプの万年筆。

当時、文具店で2本のショートタイプの万年筆を比較し、このEliteを買ってもらいました。

確か、定価で5,000円だったと記憶しています。
曖昧な記憶なので、違っているかもしれません。

比較したもう1本の万年筆は、確か3,000円だったように記憶していますが、その記憶も正しいのかどうか、定かではありません。

最初は面白がって学校でも使っていたのですが、やはり慣れない万年筆。気が付くとインクが乾いてしまっていて書けなくなっていたり、手でこすってノートが汚れたりして、しだいに使わなくなってしまいました。

高校に進学した時、おそらく同じEliteの万年筆を、担任の先生が使っていました。
毎朝出欠を確認するのに、このショートタイプの万年筆を使って出席簿に記入していました。

デザイン

キャップは嵌合式です。
密閉性が良すぎるのか、キャップを外すと必ずと言って良いほど、ペン先にインクが付着しています。
キャップを外す時に、切割りからインクが出てしまうのではないかと思われます。

いつもペン先をきれいに保ちたい人は、気になってしまうでしょう。

書き味

書き心地は、ほんの少しだけ紙を引っ掻く感触があります。
細字のFです。調整してインクフローを多くしてあげれば解消されるのではないかと考えられます。

ペン先のニブが小さいのと、ニブの大部分が首軸と接しているため、ニブで筆記するというよりも、ペン全体で筆記する感覚が強いです。
ショートタイプなので、キャップを尻軸にポストしないと、長時間の筆記には適しません。

ショートタイプで携帯には適していると思うのですが、ちょっとメモをとるなど、キャップをポストしなければいけないので、慣れないと使いにくいかもしれません。

総評

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Eliteの現行モデルの定価は1万円(税抜)です。
1万円を出せば、通常サイズの万年筆で各メーカーに選択肢が多くあります。
わざわざショートタイプの万年筆を同じ金額で選択するか微妙です。

ただ、ぼく個人としては、キャップを閉めたときのサイズ感が好きです。
この万年筆が壊れて修理できなくなったら、同様のショートタイプの万年筆を買うのではないかと思っています。
強くお勧めするわけではありませんが、持っているとウキウキしてくる1本です。

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