アウロラ イプシロンについて
アウロラ社はイタリアの筆記具メーカーです。
イタリアで最初に万年筆を製造したメーカーだそうです。
アウロラの万年筆というと、オプティマや88(オッタントット)が有名ですね。
きれいな装飾の万年筆が多いように思います。
その中でも、廉価版の筆記具がイプシロンです。
購入動機
当時、黒い軸の万年筆を多く持っていました。
いわゆる仏壇万年筆と呼ばれるタイプです。
LAMYのSAFARIなども持っていたのですが、明るくて派手な色の万年筆がほしいなと思い、雑誌などで探していました。
その時にアウロラのイプシロンを知りました。
価格も手頃で買いやすいなと思い、購入に至りました。
購入したのは銀座の伊東屋です。
今は改築されてしまいましたが、当時は中二階に万年筆コーナーがありました。
応対してくださった女性スタッフが、シルバーと赤色のアウロラのボールペンを使用していて、見惚れてしまいました。
デザイン
イプシロンとはイタリア語で、『Y』のことだそうです。
クリップは『Y』のデザインとなっています。
全体的に小さめの万年筆です。
ぼくは手が小さいので、ちょうどよいサイズ感だと思いました。
キャップは嵌合式です。小気味よくパチンと嵌ります。
ニブはスチール製で、金メッキが施されています。
一度、客先の応接室でテーブルから落としてしまい、ニブがぐにゃりと曲がってしまいました。
あきらめて処分しようかと思ったのですが、伊東屋に持ち込んだところ数千円で修理していただけました。
書き味
字幅はMを選択しました。
字幅も豪快に太く、インクフローもよすぎます。
ノートを紙質を選びます。
インクを吸いやすいノートの場合、裏抜けしてしまいます。
裏うつりしにくいといわれるインクを試したりしたのですが駄目でした。
海外メーカーの中字(M)を甘く見ていました。
インクフローも良く、書いた文字がにじみやすいです。
いつかインクフローを少なくしてもらおうと思って、数年が経過しています。
総評
手頃なサイズで価格も安く、おすすめしたい1本です。
ニブの字幅をMで購入して失敗したなとずうっと思っています。
タイミングを見て、 インクフローを調整してもらうか、EFかFで別の軸色で買いなおそうかと思っています。
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